大型の制御盤製作をする会社はあまり聞かないので、優位性がある会社だと思っています。
面接時に工場見学させてもらいました。真剣に制御盤の配線に取り組んでいる様子を見ました。
社長から品質には特別こだわっているとお話しありました。
50歳を超えてからの転職でしたので、社内の穏やかな雰囲気にも安心できました。
80歳で現役の方もいると聞いて、長く働ける会社だと思っています。

実は生活の中に埋もれているだけで、電気で動いている物は無数にあります。
電気は今後もＥＶ車の増加、蓄電の必要性など大事な産業として残っていくと思っています。
電気を伝えるのはケーブルです。オール電化住宅も増えており、その根幹を支えているのがケーブルです。自分の作った物が社会の役に立つ事を実感できる仕事だと思います。

女性が活躍していて、また長く働きやすい職場だと思っています。
規定の就業時間は決まっていますが、お子さんの帰宅時間に合わせてフレキシブルに対応してくれています。
今の職場は15時には7割のパートさんが帰宅します。
小さなお子さんは熱を出したり、最近のウイルスなどで予告なく学級閉鎖もあります。そんな時でも休みやすい環境にあると思いました。
他には、効率的に働けるようにする改善のスピードはすごい会社です。
配線時に腰に負担がある作業があると告げると、翌週には大きな斜めの作業台ができていて作業負担が少なくなる工夫がされます。この圧着作業の工具が固定されていると使いやすい、正確に作業できると相談すると、すぐ採用されて改善されます。何か書類にして提出、検討して予算とってなどという面倒な工程はありません。このすぐやるリズムはすごく好きです。

16名のチームをまとめてハーネス作成をしています。太い線、細い線、それを複雑に曲げる作業が中心です。
パートの女性が多い職場です。全員が揃うのは月に１，２度くらいです。この人が休むと仕事が止まってしまわないように、少しずつ仕事を重ねて、できることを増やしていく管理指導をしています。
また、作業のスピードは慣れてくると限界があります。１分間に１個作れる製品を１分間に１０個作るのは根本的な変化が必要です。どこで差が付くかというと、例えば図面を探す、必要部品を探す、作業スペースを片づける、出来上がり品を移動するなどの作業以外の部分になってきます。
この段取りを個々の作業者の進捗状況を見ながら私が準備することで、気持ちよく働いてもらえるように考えています。なので、パートの方が帰宅して減る夕方以降に、翌日の作業段取りをし、遅れているポジションがあれば、作業者配置を修正する準備をしています。

「現状維持」は実質の後退だと思っています。日々、「改善・改良・挑戦」だと思っています。
ハーネス作成の作業で、製品と一緒に流れているチェックシートがあります。自分で作業した時、何でこんなに分かりにくいチェック箇所があるのか不思議に思い、スタッフと相談してフォーマットを変えました。結果、今までより使いやすく、見やすいチェックシートになりました。また、赤、白、黒のケーブルカラーをチェックシートの目立つところに印をして、ひと目でわかるようにもしました。黄色、緑のケーブルはクリアファイルの色も黄色、緑にして、クリアファイルの量で受注量や進捗が分かるようにしました。
そんな小さな改良、改善を毎日しています。スタッフからは分かりやすくなった、効率的になった、ミスをしにくくなったと聞くと気分も上がって次の改善に取り組んでしまいます。

最終的には自分がいなくても判断して部署が円滑に運営できること。それでも判断がむつかしい場面や対外的に会社として対応しないといけない場面があるので、そこを担当する。残りで新しい営業先を開拓したり、社内の仕組みづくりなど会社に貢献できたらと思っています。
今年から作業別のリーダーを設定しました。どうしても作業によって一時的に繁忙、手隙が出るので、その時の人員の融通をリーダー同士で話あって決めるようにしました。マネージャーの業務としては、「次に何しよう？」「この後どうしよう？」というスタッフの不安を減らすのが目標だと思っています。困った後になって聞かないと分からないという組織を作るのではなく、自分たちで考えて動けるようにしていきたいです。仕事は一人で完結するものは少ないです。自分の後の続きの作業をする方の事をもっと考えて「後工程はお客様」の気持ちで作業するように指導しています。

会社の周りにはラーメン、お好み焼き、喫茶店など結構いろいろな食事処があります。時々社内の人に声を掛けて一緒にランチに行きます。休日は映画を観ることが多いです。磐田市は浜松まで含めると多くの映画館があるので良いところです。